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Saturday, April 5, 2014

三原康裕 伝統とは、美しいモノを作る精神

三越伊勢丹ホールディングスは、「日本を元気にしていく」という志のもと、産地と消費者をつなげる「JAPAN SENSES」キャンペーンを2011年にスタートした。4年目を迎える同キャンペーンが、伊勢丹新宿店で4月1日から15日まで開催される。中でも注目したいのは、日本古来の染色技法である藍染めを使ったプロジェクト「あおもり藍」だ。「N.ハリウッド(N.HOLLYWOOD)」「ファクトタム(FACTOTUM)」「ホワイトマウンテニアリング(White Moutaineering)」を始め、メンズ16ブランドが青森産の藍を使った商品を作り、その魅力を消費者に届ける。参加ブランドの一つである「ミリモワ RIMOWA サルサ デラックス【TSAロックモデル】【4輪】マルチホイール 874.65/87465 SALSA Deluxe Grey MultiWheel 65 グレー 98Lハラヤスヒロ(MIHARAYASUHIRO)」のデザイナー、三原康裕に話を聞いた。プロジェクトを聞いた時の率直な感想は?

実は14SSコレクションで、藍から作られる天然染料SUKUMOを使ったコレクションを発表したばかりだったので、個人的にも興味のあるプロジェクトでした。僕にとって、藍の可能性はまだまだ未知数。ひとことで言えば、青色に染まるということなんですが、濃淡の出し方一つをとっても奥深い。ましてや生地とレザーの染まり方は全く異なります。僕は靴からデザイナーとしてのキャリアをスタートしたので、今回は靴に焦点を当てました。革靴を藍で染めるのは、かなり実験的な試みだったと思います。あえて難しいアイテムに挑戦したのですね。伝統工芸とデザイナーがタッグを組み、目新しい見せ方をしたり、一時的に注目を集めたりするだけでは、プロジェクト本来の意味が損なわれてしまう。デザイナーがかかわることで、新しい技術が開発されたり、産地の人々の心に響く何かを生み出すことが重要だと考えています。そうでなければ、伝統は衰退し、過去から未来に継承されることはないでしょう。ですから、革を藍で染めるという、これまでに挑戦したことがない取り組みに挑みました。

製作過程で苦労した点は?14SSコレクションでは、あらかじめ染色した素材を使って製品を作ったので、ある程度、完成形が想像できました。一方、今回は靴の状態で染料に浸けていきました。アッパーとソールに使用した革も異なるので、どんな風に染まるのか、いい意味で成り行き任せのライブ感がありましたね。染めた後、革の油が抜けてバリバリになった時は、失敗したかと思いましたが……。木型を入れて丁寧にクリームを塗るうちに、革の風合いを取り戻し、製品化することができました。仕上がりはいかがですか?作り手の温もりが感じられる靴になったと思います。底付けも手縫いで、ソールもハンマーで叩いて仕上げています。プレーンな靴ですが、どこか愛嬌を感じてもらえるのではないでしょうか。色は透明感のある青を目指しました。理由は二つあって、一つは革の経年変化を楽しんでもらいたいから。もう一つはデニムが好きな方が多いので、靴と同化しないよう、2回染めで少し浅い色にしました。もちろん仕上がりには満足していますが、藍の更なる可能性を再認識することができました。

坂部はフェミニン一辺倒ではないコレクションを作った理由について、以下のように説明する。「ファッションにおける男女の性差の境目がなくなってきているのは以前から感じていたが、その中間に位置する人たちのスタイルが多様化してきている。ゲイの人のなかでも、女装に近いスタイルの人もいるし、マッチョな世界観の人もいる」。そんなわけで、フェミニンのお花畑のなかから"マッチョなモグラ"がひょっこり顔を出している。今シーズンはミラノ、パリで、1960年代後半の音楽とファッションの黄金期にオマージュを捧げるブランドが多く見られた。「ビューティフルピープル」の熊切秀典は、ここ数年この時代の空気感に取り憑かれている。いや、ここ数年ではなくて音楽を始めた高校生の頃からずっと焦がれ続けている。ゼロから何かを生み出すのが難しい世代のデザイナーにとって、あの時代は次の何かを編集という手法で提案するための最良のインスピレーションソースなのだろう。

今回のインスピレーションソースは、ビートルズが1969年にアップル社の屋上で映画撮影のために行った伝説のゲリラコンサート。当時の衣装や観客の服装、空気感を、ビューティフルピープルの持ち味のトラッドの中に溶け込ませている。このブランドのメンズは、基本的にレディースから派生しているので、着るとどこか柔らかい雰囲気になる。その路線に大まかな変更はないが、唯一ちがったのが極端に太いラペルを持つテーラードジャケットだった。記憶が正しければ、このブリモワ RIMOWA SALSA DELUXE サルサ デラックス CABIN TR キャビン スーツケース キャリーバッグ レッド 899.72/89972 ランドのジャケットでここまで襟が太かったことはない。聞けば熊切よりもうひとつ上の世代のデザイナーたちの間でプチブームになっている伝説のテーラー「トミー?ナッター」にオマージュを捧げたものだという。トミーの過剰な部分を上手に削っているからバタ臭く見えないが、いつものスーツに比べれば格段に色気がある。

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