我々セレクトショップという業界は、カジュアルのカテゴリーでは高校生から大学生、そして社会人1〜2年目という層が中心でした。しかし今、カジュアルセクションでさえ30代以上になってきています。服離れやファストファッションの影響など、様々な要因があると思いますが、我々が培ってきたモノに対する知識やウンチク、歴史や作りといったこだわりの部分が、今の10代〜20代に理解されにくくなってきていると思います。そこまで凝っていなくてもリーズナブルだったり、そのモノ自体の作りというよりも、それを使った時にどんな楽しみがあるかといった、生活シーンの方が大事になっているのを感じます。本来セレクトショップが出来ていた、次の世代の若い人たちを掴んでいかなければいけませんね。
これまでは「モノが欲しい、情報が欲しい」といった物欲や情報欲に応えてきたんですが、今はモノ離れというか、それよりも楽しい生活の方が重要なのではないでしょうか。例えば車のカタログだったら、昔はデザインとスペック重視だったものが、今は恐らく車のある生活提案をした方がいい。そこを刺激していくには、やはiphoneグッチGUCCIケース GUCCIロゴ付け カード入れ 横開きケースり"ヒト"を起点に打ち出していくことが大事だと思っています。
ちょうど2013年の漢字とかぶりましたが、清水寺の和尚より先に決めたんですよ(笑)。「輪」というのはコミュニティーを作っていくことで、それはスーパーブランドやファストファッションといったモノだけを扱っている所では出来ないこと。「これが好きな人集まれ」というような、スタッフそれぞれにファンが付いたり、仲間が出来たりといった、コミュニティーブランドにしていきたいですね。
ビームスのスタッフの本を作ろうと思っています。以前から服のカタログではなくて人が主役のカタログを作りたいと思っていました。「100人いれば100人のビームスがある」と言うくらいですから、理想は100人分。こんな部屋に住んでいて、こんな趣味でこんなものを集めていて、こんなモノを作っていてというような、その人の背景ですね。まさに使っている"ヒト"がそれを提案しますから、非常に仲間が作りやすいと思うんですね。
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